今、台湾で流行しているといわれる日本料理。けれど実際には見た目も味もかなり異なります。そこで本物の日本料理を実際に体験してもらおうというイベント「味わいで知る日本料理」が台北市の台湾大学で開かれ、メンバー3人が講師として登壇しました。
最初に日本料理が健康食として受け入れられている理由や、出汁について材料や引き方を講義。本当の出汁の旨味を味わってもらうために、日本から持参した鰹と昆布で時間をかけて採った出汁を紹介しました。その後、季節感を感じてもらうため、旬の食材を使い、五感で味わっていただける料理として「八寸」と「煮物椀」を試食してもらいました。
参加者は、「出汁の香りがよく美味しい」と出汁の繊細な旨味に感動する声が多く聞かれました。また八寸の色合いの美しさや味のバリエーションにも感嘆の声が上がっていました。「普段食べている日本料理とはまったく違う」と言う学生たちも多く、本物の日本料理の味わいを少し理解していただけた様子でした。